2012
03/06
03/06
石の積み方の変化
Category : 石積み関係
〈・・・前回の続き・・・〉
とにかく、石一個分でも上へと立ち上がりたかった主屋の石積みです。
主(あるじ)的には、今思えば随分荒っぽい積み方だったという感想です。
この石に慣れていなかったことはあったっだろうけれど
「とにかく何も考えていなかったぐらい、夢中で石を積んでいたんだな~」
そうだろうと思います。。。
この主屋は、隣町の一戸建てに仮住まいしながら、ここまで通って造っていました。
結局、土地の開墾から5年目の秋に、ようやく引っ越したわけですが、※〈訂正〉4年目でした。すみません。
それまで仮住まいも3度変わっていて、まさに住宅難民でした。
「一体いつになったら住めるわけ?」 という私のプレッシャーも、
この石積みの、上へ上へと立ち上がりたい勢いに、拍車をかけていたに違いありません。
確かに、目地の深さも一定じゃなかったり、表面もでっぱっていたり、えぐれてたり・・・
でも面白いのは、主屋の石積みは、あの頃の主(あるじ)の勢いを宿している気がして、
私も大好きだし、うれしいことに、気に入ってくれる人も多いんです。
積み終わってからもしばらく、主(あるじ)は、
この全てといっていいぐらいの石を覚えている、と言っていました。

そして2作目のこれ、丸く石が積んでみたかったと言って出来た、この石積みの小屋。
主屋と別棟が出来、難民から解放され、住環境がとりあえず落ち着き、
余裕が出てきた石積みでしょうか。
わりと丁寧な積み方になっています。この頃には、この石にかなり慣れてきたそうです。
ノミも使い、表面も平らに仕上げています。
石も小さめでおとなしい感じが、小さい丸い小屋(直径3.2m)にも合っています。
この小屋の石積みは、比較的順調で、基礎からほぼ2年で終了しています。

そして、昨年9月に終わった3作目の家の石積み。 もう、この石に関してはだいぶ慣れているそうです。
なかなか端整に、きっちり積めていて、主(あるじ)も納得の、まずまずの仕上がり。
確かに主屋とは全然違います。 月日が経って、経験を積んで、腕も上げたようです。
でも、きっちりすぎて主屋の方が好きだ、という人がいます。(笑)

同じ人、同じ石でも、こうやって時間の経過でも石積みの表情は全然違うし、
当然、人それぞれのセンスで、変わってくるのが、ものづくりの面白いところです。
そしてまた、同じ石が2つとない自然石の石積みは、決して飽きることがないのを実感しています。
..........................................
あろうことか ブログランキングに参加しました。
よろしければ、ぽちっと応援のクリックお願いします。
ブログ村 田舎暮らし
人気ブログランキング
..........................................
とにかく、石一個分でも上へと立ち上がりたかった主屋の石積みです。
主(あるじ)的には、今思えば随分荒っぽい積み方だったという感想です。
この石に慣れていなかったことはあったっだろうけれど
「とにかく何も考えていなかったぐらい、夢中で石を積んでいたんだな~」
そうだろうと思います。。。
この主屋は、隣町の一戸建てに仮住まいしながら、ここまで通って造っていました。
結局、土地の開墾から
それまで仮住まいも3度変わっていて、まさに住宅難民でした。
「一体いつになったら住めるわけ?」 という私のプレッシャーも、
この石積みの、上へ上へと立ち上がりたい勢いに、拍車をかけていたに違いありません。
確かに、目地の深さも一定じゃなかったり、表面もでっぱっていたり、えぐれてたり・・・
でも面白いのは、主屋の石積みは、あの頃の主(あるじ)の勢いを宿している気がして、
私も大好きだし、うれしいことに、気に入ってくれる人も多いんです。
積み終わってからもしばらく、主(あるじ)は、
この全てといっていいぐらいの石を覚えている、と言っていました。

そして2作目のこれ、丸く石が積んでみたかったと言って出来た、この石積みの小屋。
主屋と別棟が出来、難民から解放され、住環境がとりあえず落ち着き、
余裕が出てきた石積みでしょうか。
わりと丁寧な積み方になっています。この頃には、この石にかなり慣れてきたそうです。
ノミも使い、表面も平らに仕上げています。
石も小さめでおとなしい感じが、小さい丸い小屋(直径3.2m)にも合っています。
この小屋の石積みは、比較的順調で、基礎からほぼ2年で終了しています。

そして、昨年9月に終わった3作目の家の石積み。 もう、この石に関してはだいぶ慣れているそうです。
なかなか端整に、きっちり積めていて、主(あるじ)も納得の、まずまずの仕上がり。
確かに主屋とは全然違います。 月日が経って、経験を積んで、腕も上げたようです。
でも、きっちりすぎて主屋の方が好きだ、という人がいます。(笑)

同じ人、同じ石でも、こうやって時間の経過でも石積みの表情は全然違うし、
当然、人それぞれのセンスで、変わってくるのが、ものづくりの面白いところです。
そしてまた、同じ石が2つとない自然石の石積みは、決して飽きることがないのを実感しています。
..........................................
あろうことか ブログランキングに参加しました。
よろしければ、ぽちっと応援のクリックお願いします。


..........................................
- 関連記事
-
- 石積みの本
- 石の積み方の変化
- ご訪問と応援のお礼、そして主屋の石積み
スポンサーサイト