なにゆえフィンランドのソープストーン製ヒーターが我が家に?

Category : くらし
ソープストーンの蓄熱式暖炉が我が家に来ることになったのには長~い話があると言いました。長い話なんですが今回は大まかにそんな話を。。。

ちょうど2年半ぐらい前のことです。
我が家はメイソンリーヒーター/ストーブという一般のメタル(鋳物/鉄製)ストーブに比べ薪の消費量が大幅に抑えられ、排気もきれいという蓄熱型のヒーター/ストーブの存在を知ります。ちょうどロケットストーブと同じような原理の構造ですが、歴史的にはずっと古いヒーターです。まず魅力として感じたのは蓄熱して放熱する点、1日に1~2回薪を焚き(高温で灰になるまで燃やし切る)、その熱を本体に蓄えてそれを24時間(長時間)かけてゆっくり放射するというもの。これは家の石が蓄熱してくれる我が家とはいえ、薪を焚き続けなくても一定の温度を持続できるヒーターと聞けば、冬が長い石積みの家として大いに興味をそそるものでした。

それが、どんなヒーターかといえばこれまでのストーブ/ヒーターのイメージを変えるインパクトのある創造的なものでした。


こんなのだったんです。
メイソンリーヒーター
アメリカにあるNPO団体 Masonry Heater Association of North America のHPから画像をお借りしました。

これはカスタムメイドのメイソンリーヒーターですが、後付けのメタル(鋳物/鉄)ストーブとはまた違う魅力があるラインナップです。完全に家の一部で、自然石からレンガ、しっくい、ソープストーンと、もうその自由さにはびっくりしたものです。


燃費が良く、高温で完全燃焼できるストーブとしての能力、筐体表面温度が70度位でやけどしない程度というのもメタルストーブと比べて安全な点です。そしてデザインの自由度、こんなヒーターができたらなぁ~と単純に思いました。そして同時に、同様の構造と機能を持つキット式の蓄熱式ヒーターが大変ポピュラーであることも知りました。(組み上がったソープストーンの蓄熱式暖炉はこれにあたります。)


このメイソンリーヒーターにとても興味を持った我が家は、しばしば会う人ごとにメイソンリーヒーターの話をしていました。当時はネットで検索しても、日本語のサイトはほとんどなく日本での知名度は低いものでしたが(現在は当時より数多くヒットするようです)、一昨年は数少ない施工取扱業者さんだった北海道のニセコにあるマキビト工芸さんに出向いてみたりもしました。





ちょうどそんな時、ある人から信じられないメールをいただきました。
「古い型のソープストーンの在庫が1台あって、このストーブを無償でお分けさせていただきますが、如何でしょうか?」

「えっ?!」

その方はAさんという山口県にお住まいで、IT関連会社の経営をされている方です。ご縁があって、我が家に何度か訪れていただいていました。Aさんはさらに阿東文庫という廃校になった小学校での私設図書館の運営にも携わられていたり、他にも多岐にわたって活躍されている方ですが、奥様も地元の老舗和菓子店の味を後継され「葉葉堂」というお店を出されています。・・・もはや「Aさん」と言う必要もないあの「Aさん」なのですが、さらに傍らでフィンランドのソープストーン製ヒーターの孫代理店もされていたという。。

メイソンリーヒーターをいつか作ってみたいと思い始めていたその矢先のまさに棚からぼたもちが落ちてきたようなタイミング。そのストーブは訳ありで完品ではないとのことでしたが、不足した部品については自己調達で、我が家なら使ってもらえるんじゃないかとおっしゃって頂いた言葉も、とてもありがたいものでした。もとより図々しい私達ですから、「そんなまさかこんな高価なものを・・・」とは思ったものの、すぐさま 「ぜひ下さい!」 そんな嘘のようないきさつでした。



そしてその後、国内外を飛び回る忙しいスケジュールの合間を縫って、なんと!山口からAさん自ら運んで下さったストーブの部材がこれです。(石だけで煙突は写っていませんが)

矢印した基本のパネルの部材、1枚で約25キロあります。どんだけ重い・・・

ソープストーン製ヒーターの部材




厚さは7センチ。

ソープストーンの厚さ七センチ



ソープストーンのストーブの組み立て作業には、代理店の方に来て頂き、一緒にやることが出来ました。 ご指導、どうもありがとうございました。らくも参加風?(笑)何気に邪魔な犬。

ヒーター組み立て一日目


まる1日と前後に2日、3日がかりで組み上げました。

1日目、ソープストーン加工中



参加してるつもり風の犬、再び。 

2日目、らく参加中



最終日にはAさんもまた山口から駆けつけてくれ一緒に組み立てていただき、完成したヒーターを見届けてくれました。「なにゆえフィンランドのソープストーン製ヒーターが我が家に?」・・・全てはAさんのおかげだったのです。本当にいろいろと感謝の気持ちでいっぱいのヒーターです。

ストーブ組み立て最終日






Aさんのおかげで灯った火。。。実を言うとある希望があります。
ネパールの友人のヒマラヤにある山のロッジを、こんなヒーターで温めたい・・・そんな夢も見ています。

火入れしたヒーター



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信州移住後、セルフビルドで石造りの家を作り庭を育てています。景色に溶け込む暮らしが理想。完成までに12年かかった石積みのコテージで一棟貸しのお宿始めました。家族は夫婦2人と愛犬らく。

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