2011
10/16
10/16
石積みの家の建具 窓編1
Category : 家造り関係
石積みの家の建具、戸口編に続き 窓編です。
窓には、思い入れがあります。
特に惹かれるのが、小さな窓。
壁にあいた、形を変えた穴のようなイメージ。。
ギリシャの島の白い壁に彩られた小さな窓の数々に
どれほど、あの中のくらしへの想像を掻き立てられたか・・
「あの窓から外が見たい。。」
そんな気持ちにさせる窓と、これまで、いっぱい出会ってきました。
昔、旅をしていた時はもちろん、
そして今、そこらを散歩する時も、 いつでもそんな窓を探してしまいます。
「窓」について思いをめぐらし始めると、どんどん話がそれていってしまうので
話を建具に戻しますが
我が家で、そんな窓のイメージに近いのは、
西側の石壁に一つだけある、この窓でしょうか。
ツルバラのフェンス仕立てで、窓のまわりを囲むように誘引しています。

クレマチスの時期は、なんとな~く、ふんわり垂れ下がる感じで・・・・

家の中から見るバラの時はこんな感じ。

さらに家の中での、この窓の存在の風景。
西側の窓だけに、西日が差し込む時間は、強烈にインパクトがあります。
窓辺に飾った、なんでもないツユクサが、黄金に輝きます。。

開口部は、アーチ型になっていますが、
四角い窓プラス半月型のガラスがはめ殺しになっている仕様です。
半月というか随分細い三日月ぐらいですが・・・(笑)
この三日月部分の造作は主(あるじ)が作りました。
曲線は曲がりコンパネを使い枠をつくり、
型紙をとり、ガラス屋さんで切ってもらった板ガラスを、はめ込んであります。
家を造る時、あちこちに窓が欲しくなっちゃったりしがちですが、
この、西側に一個だけは、壁との分量のバランスが気に入っています。
(ワンルームみたいな間取りなので、通風もばっちりです。)
上の窓は片開きの窓ですが、引き違いの窓に関しては、
窓枠本体もとても軽く、はずすのが簡単で、、この手の建具のとても良い点だと思います。
以前、主屋サイトでガラス拭きの様子を載せましたが、こうすると本当に簡単。
ガラスだけ抜き取ることも出来ますが、
このままひっくり返して内側、外側がその場で一気に拭けます。

これが、水切り部分(黒いパーツ)。
軒も深いし壁も厚いので、実際雨がかかることはないのですが、
溝を掘ってもらった木の枠に、水じまいを良くするように取り付けます。
この水切りは板金屋さんに作ってもらい、取り付けは、主(あるじ)がやりました。
戸のすべりは軽く極めてスムースで、
アルミのサッシ枠などに比べ構造が単純だけに、ここの掃除も数段楽です。

もうひとつ、この建具でたまらなく 「いいなあ~」と思うのが、このねじ式の鍵。
オーソドックスなデザイン・・・永遠だと思ってしまいます。
若い方は知らないかもしれませんが
出かける前にキコキコするのが未だに楽しい・・・・しかも真鍮製、完璧です。

いいところばかり、書いてきた昔ながらの木製建具。
何か難点を無理に探してみました。我が家の(シングルガラス)場合。
けっこう考えて・・・・・・
★ 防犯性は弱い。 確かに普通の板ガラスなんて割る気ならね~~
★ 防音性も低い。 でも 静かな住宅散在地なので問題なし
★ 当然、低気密、低断熱。 でも 高機能ゴザカーテンと
分厚い石壁でバランスがとれるのか、むしろ身体にいいぐらい ← 自画自賛
難点もあるとはいえ、我が家は、今のところ困っていません。
時代とは逆行するのかもしれませんが、
高級木製サッシを入れられる余裕がない我が家にとっては
この建具の選択は、石積みの家にピッタリの、実に満足のいく選択でした。
・・・時代逆行といえば、お気づきかと思いますが、我が家の主屋には網戸をつけてありません。
なんだか終わらない展開になってきました。
このあたりの事は、さらに引っ張るようですが、また次回に・・続く・・・
窓には、思い入れがあります。
特に惹かれるのが、小さな窓。
壁にあいた、形を変えた穴のようなイメージ。。
ギリシャの島の白い壁に彩られた小さな窓の数々に
どれほど、あの中のくらしへの想像を掻き立てられたか・・
「あの窓から外が見たい。。」
そんな気持ちにさせる窓と、これまで、いっぱい出会ってきました。
昔、旅をしていた時はもちろん、
そして今、そこらを散歩する時も、 いつでもそんな窓を探してしまいます。
「窓」について思いをめぐらし始めると、どんどん話がそれていってしまうので
話を建具に戻しますが
我が家で、そんな窓のイメージに近いのは、
西側の石壁に一つだけある、この窓でしょうか。
ツルバラのフェンス仕立てで、窓のまわりを囲むように誘引しています。

クレマチスの時期は、なんとな~く、ふんわり垂れ下がる感じで・・・・

家の中から見るバラの時はこんな感じ。

さらに家の中での、この窓の存在の風景。
西側の窓だけに、西日が差し込む時間は、強烈にインパクトがあります。
窓辺に飾った、なんでもないツユクサが、黄金に輝きます。。

開口部は、アーチ型になっていますが、
四角い窓プラス半月型のガラスがはめ殺しになっている仕様です。
半月というか随分細い三日月ぐらいですが・・・(笑)
この三日月部分の造作は主(あるじ)が作りました。
曲線は曲がりコンパネを使い枠をつくり、
型紙をとり、ガラス屋さんで切ってもらった板ガラスを、はめ込んであります。
家を造る時、あちこちに窓が欲しくなっちゃったりしがちですが、
この、西側に一個だけは、壁との分量のバランスが気に入っています。
(ワンルームみたいな間取りなので、通風もばっちりです。)
上の窓は片開きの窓ですが、引き違いの窓に関しては、
窓枠本体もとても軽く、はずすのが簡単で、、この手の建具のとても良い点だと思います。
以前、主屋サイトでガラス拭きの様子を載せましたが、こうすると本当に簡単。
ガラスだけ抜き取ることも出来ますが、
このままひっくり返して内側、外側がその場で一気に拭けます。

これが、水切り部分(黒いパーツ)。
軒も深いし壁も厚いので、実際雨がかかることはないのですが、
溝を掘ってもらった木の枠に、水じまいを良くするように取り付けます。
この水切りは板金屋さんに作ってもらい、取り付けは、主(あるじ)がやりました。
戸のすべりは軽く極めてスムースで、
アルミのサッシ枠などに比べ構造が単純だけに、ここの掃除も数段楽です。

もうひとつ、この建具でたまらなく 「いいなあ~」と思うのが、このねじ式の鍵。
オーソドックスなデザイン・・・永遠だと思ってしまいます。
若い方は知らないかもしれませんが
出かける前にキコキコするのが未だに楽しい・・・・しかも真鍮製、完璧です。

いいところばかり、書いてきた昔ながらの木製建具。
何か難点を無理に探してみました。我が家の(シングルガラス)場合。
けっこう考えて・・・・・・
★ 防犯性は弱い。 確かに普通の板ガラスなんて割る気ならね~~
★ 防音性も低い。 でも 静かな住宅散在地なので問題なし
★ 当然、低気密、低断熱。 でも 高機能ゴザカーテンと
分厚い石壁でバランスがとれるのか、むしろ身体にいいぐらい ← 自画自賛
難点もあるとはいえ、我が家は、今のところ困っていません。
時代とは逆行するのかもしれませんが、
高級木製サッシを入れられる余裕がない我が家にとっては
この建具の選択は、石積みの家にピッタリの、実に満足のいく選択でした。
・・・時代逆行といえば、お気づきかと思いますが、我が家の主屋には網戸をつけてありません。
なんだか終わらない展開になってきました。
このあたりの事は、さらに引っ張るようですが、また次回に・・続く・・・
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